妻のプレ誕生日デートに「アーティゾン美術館」に行ってきました。
「空間と作品」という企画展をしていたので、
こちらの展示を見てきました。
その作品がどういった所に飾られていて、どういう人が持っていたのか。
普通の展示会では語られない、作品のバックボーンのようなものが紹介されていて
とても興味深い展示でした。
実際に飾られていた環境を再現しているコーナーもありました。
通常ガラス越しにしか見えない作品を何も通さずに見ることが出来、
なかなか無い貴重な体験ができました。
こんな感じで日常にある芸術という様なコーナーも。
すごいセンスを感じますね。
そして、作品だけでなく、
普段は注目されない額縁についても言及されていました。
わたしは額縁も好きなので、今回の展示方法はとても嬉しく、
とても楽しく拝見させていただきました。
そして、絵画→額→空間という繋がりがあり、
額が変わっただけで絵画の印象も変わってくる。
「オリジナルの額縁が見つかったので、そちらに額装しなおしました。」
という絵もあり。学芸員さんの隠れた努力も見ることが出来ました。
そして、ずっと額の話をしていたら、
突然、額の無い作品も!
そういえば、最近は額を付けないのも普通になってきましたね。
昔は額もセットになって絵画と思われていたようなので、
最初に額の無い作品が出てきた時はかなりの衝撃があったようです。
芸術をもっと身近に、もっと深く、
額装や、飾る場所、飾る方法などを考えて見る。
視野が広がるとても良い企画展でした。
かなりお勧めです。
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