箱根八里を歩く 後編

前回のつづき。

前回は三嶋大社の語りだけで
殆ど箱根八里について書いていなかったので
実質、こっちが本編かもしれません（笑）。

所々、江戸時代の旧道が残っているらしいので、
旧道を歩く事をメインに出発進行。

東海道に面している三嶋大社の正面の鳥居からスタート！

暫く国道1号沿いに歩いているとこんな看板が出てきました。
この看板を目印に進んでいきます。

繰り返しになりますが、
目印はありますが、所々分かりづらい所があるので
地図は持っていった方が良いと思います。

看板が無いと昔は東海道だったことが分からないような所を歩きます。

150年前まではこの道を大勢の人が歩いていたんですね。

しばらく歩くと「箱根八里」の看板が出てきました。
半信半疑で歩いているのでこういうのがあると安心です。

「箱根八里」の全体図もあったので拡大。
今回は箱根関跡をゴールに設定しているので、
丁度半分くらいを歩く感じですね。

現存する一里塚。

一里塚は約4キロ毎に道の目安として設置されていたそうです。

上に乗っている木は「エノキ」で
根っこでもって一里塚が崩れるのを防いでいるそうです。

昔の人は自然の力をうまく利用していますね。
尊敬します。

こんな案内板もありました。
勉強になります。

ここは分かりづらいポイント。

うっかり真っ直ぐ行ってしまいそうになりますが、
左側の道に入ります。

でっかく箱根路と書いてあるので
大丈夫かもしれませんが。。。

横に方向を教えてくれる看板もありました。
どっちかというとこっちを目立たせて欲しいんですけどね。
我儘を言っては整備してくれた人に失礼かもしれませんけど、、、

暫く歩くと、
出てきました！
念願の旧道です。

旧道は所々に残っているので普通の道も結構歩きます。

それでも、三島から箱根までの道中は基本的に尾根筋なので
見晴らしが良い所が結構ありました。

尾根とは山の出っ張っている部分のことで
反対の言葉は谷筋と言います。

記号で表すと
尾根　→　∩
谷　→　∪
こんな感じ。

江戸時代の雰囲気で整備してくれている所もありました。

だんだん民家も無くなってきて
景色も緑が多くなってきました。

山中城跡（旧東海道の途中にある史跡）の前にある売店。
丁度、疲れてきた所だったので一休憩。

のれんに”名物”と書いてあったので、
『寒ざらし団子』を頂くことにしました。

”寒”という字がありますが、
揚げ団子だったのでホッカホカです。

厳寒期に干した上新粉で作る団子だから
『寒ざらし』なんだそうです。

お店の壁に記事が貼ってあったので
載っけておきます。

読みづらかったらごめんなさい。

昔は茶屋があって、
こんな風に休憩したんだろうなと思います。

いまは殆ど残っていないですが、、、

エネルギーの補給も済んだので
引き続き旧東海道を進みます。

トレッキング好きとしては
こういう樹の中に入っていく瞬間は心が踊ります。

暫く歩くと『念仏石』という石が出てきました。
こういうアクセントがあると歩くのも楽しくなります。

念願の旧道。
石の角が丸くなっているので江戸時代の道かもしれません。

こんどは『かぶと石』。

こういったモニュメントは
音楽で言う所の転調のような感じで
気分転換になります。

現在地入りの案内看板。
だいぶ箱根に近づいてきました。

立て看板に気を取られていましたが、
足元にも案内がでていました。

これは妻が見つけてくれましたが、
私一人だったら見落としていたと思います（笑）。

要注意です。

令和元年の台風の影響で通行止めになっている区間もありました。
残念ですが、迂回路を行きます。

道中に『フキ』が咲いていました。
ふとした所に喜びが隠れていたりします。

ここは迷子ポイント。

「関係者以外の進入を禁止します。」
と書いてありますが、
パンフレットの地図はこの道を指していました。

ここも迷子ポイント。

案内標識がありませんが、遠くに見える青看板に沿って歩きます。

真っ直ぐに行くと歩行者進入禁止の
高速道路に行ってしまいます。。。

よくよく足元をみると
歩行者が歩いていい場所が緑色になっていますが、
横断歩道ぐらいは欲しい所ですね（笑）。

この道を暫く行くと右手に旧道が出てきます。