鎌倉のお寺巡りの後は
ようやく今回の本来の目的地『朝比奈切通』です。
ここは鎌倉時代に岩山を削って通した道で
国の史跡として保存されている場所です。
十二所神社方面から歩いてきて最初にある朝比奈切通の看板の近くに小さいながらも滝がありました。
『三郎の滝』と言うそうです。
滝があるという事は堅い地層だと思うので、
機械の無い時代にこの道を切り通すのは凄い労力だったのでしょうね。
六浦津(港)と鎌倉を結ぶとても重要な道だった事が窺えます。
滝を越えるとさっそく山道らしくなってきました。
途中には倒木もあり、
正に昔の道感が溢れています。
人工ではありますが、谷の地形なので
全体的にしっとりしており、シダも生えていました。
途中に突如現れる『磨崖仏』と呼ばれる仏様がいらっしゃいました。
磨崖仏のあるところだけ綺麗に四角くくり抜かれていました。
もしかしたら休憩所的な所があったのかもしれませんね。
江戸時代までは庶民の交通手段は徒歩でしたから。
それか、もしくは関所があったのかもしれません。
あくまでも妄想ですが、、、
そして『朝比奈切通』の中腹にある熊野神社の入り口。
これまで歩いてきた切通とは打って変わって
光に満ちた明るい山道を通り
神社に到着。
徒歩じゃなきゃ来られない所なのに立派な社殿が建っていました。
源頼朝が鎌倉の鬼門の方角を守る為に
熊野の神様を祀ったのが始まりとされているそうです。
神社にお参りをして、再び朝比奈切通に戻ってきました。
しばらく歩くと「ザ・切通」と言えるような所を発見。
鎌倉時代は物流の幹線道路だったみたいなので
多くの人がここを通ったのだと考えると感慨深い場所でした。
最後に今回のルートを復習。
宝戒寺の開門が9:30だったので、10:00ぐらいに鎌倉駅をスタート。
↓
①宝戒寺(梅や椿が咲いていたお寺)
↓
②杉本寺(苔生した茅葺き門、石段のお寺)
↓
③報国寺(孟宗竹の竹林で有名なお寺)
↓
④浄妙寺(すっきりとしたお庭で大きな銀杏があったお寺)
↓
⑤明王院(小さいながらも鎌倉の雰囲気を今に伝えるお寺)
↓
⑥十二所神社(小さい神社だったのでブログでは割愛)
↓
⑦朝比奈切通(山を削って道を通した昔の道)
・三郎の滝(小さいけど立派な滝)
・摩崖仏(崖を削ってつくられた仏様)
・熊野神社(鎌倉の鬼門を守る神社)
↓
そして、13時過ぎくらいに朝比奈のバス停に到着。
3時間ちょっとの散歩道でした。
最後はバスに乗って「金沢八景」の駅に向かって帰路につきました。
お寺でパワーを貰い、山道の綺麗な空気でリフレッシュし、
適度なアップダウンで良い運動も出来ました。
普通のスニーカーでも大丈夫そうな道だったので
多くの人にお勧めできる散歩道でした。
宜しかったら是非歩いてみてくださいね!
※明王院以外のお寺さんの境内に入るには拝観料が必要でしたので、補足しておきます。
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