アプトの道

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今回の群馬旅行の最初の目的地であり、メインの目的地である「アプトの道」。

「アプトの道」はアプト式の線路の跡地(廃線跡)を歩けるように整備してある道です。
アプト式というのは、鉄道にとっては線路が急すぎて普通だと登れない勾配を
線路の中央に配置したギザギザしているレールに電車の下部に設けた歯車を噛み合わせて
強引に登っていく方式の線路の事。

ちょうど、ギザギザのレールが排水溝の蓋として再利用されていたのでパチリ。

ただのウォーキングだと思って、お散歩の格好で挑みましたが、
電車が苦労する勾配だけあって、なかなかに疲れました(笑)。

普通のリュックでは無く、登山用の通気性の良いリュックで望んだほうが良いです。
あと、服も速乾性のある服が良いですね。
道はちゃんと整備されているのでスニーカーで大丈夫だと思います。

序盤は「碓氷峠 鉄道文化むら」の横を歩いていくので
「鉄道文化むら」の乗り物がたまに横を走っていきます。
上の写真はトロッコ列車。

トロッコ列車が走り去った、暫くした後に電気機関車も颯爽と走っていきました。
この電気機関車は碓氷峠専用の電車だったもので、運転体験も出来るそうです。

ですが、運転体験をするにはまるまる一日講習を受けて、試験に合格しないといけないそうです。
しかも講習を受けて合格した後に、運転体験の予約をする所までらしいので、
乗ることを含めたら二日間コースですね。

群馬は秋の装いでコスモスが咲いていました。

それと、民家の玄関先にニホンザルがΣ
びっくりですね。

そんなこんなで、いよいよ徒歩専用のアプトの道へ。

廃線跡なので、ひたすらに真っ直ぐな道。

しばらく歩くと、序盤で抜き去っていったトロッコ列車が戻ってきました。

「旧丸山変電所」
元々は蒸気機関車(SL)が走っていた碓氷峠ですが、
輸送力を上げる為に、日本で最初に電化された線路らしいです。
この建物はその電化するために建てられたものと説明が書かれていました。

健康だけでなく学びもあるとは恐るべし。

序盤はダラダラとした上り坂でしたが、
中盤から後半はトンネルが登場。

全部で10個のトンネルを抜けて行きます。

明治時代に作られたものらしく、レンガ作りのレトロなトンネル。
ここを蒸気機関車が走っていたと考えるとなかなか感慨深いものがあります。

いくつものトンネルを抜けていきます。

5つのトンネルを抜けた所で、この道のハイライト。
「めがね橋」です。

明治25年に作られたレンガ造りのアーチ橋で、
日本最大級の大きさなんだとか。

この近くに駐車場があるので、この橋だけを見に来る人もいました。
というか、圧倒的にそっちの人の方が多かったです(笑)。

遠くには現役の鉄道の橋も見えました。

さらにトンネルを5つ抜けて・・・

と、その途中で蒸気機関車の煙を排出する為の穴が天井に開いていました。
蒸気機関車が走っていたトンネルならではの作りですね。

折り返し地点の熊ノ平に到着。
ここにはベンチがいくつかと神社と慰霊碑がありました。

折角なので、お参りをして、
少し休ませてもらってから、復路へ。

往路では気付きませんでしたがトンネルが4つもありました。
今では全て廃線のトンネルですが、
長い年月、この場所を列車が走っていた事を物語っていますね。

復路は来た道を戻るだけ。
行きはずっと上り坂でしたが、帰りはずっと下り坂だったので、
半分よりも少ない時間で戻ることができました。

下り坂って良いですね!
上り坂も好きだけど(笑)。


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