実生の白紫檀

根伏せで作った白紫檀に続いて、
今日は実生で作った白紫檀を紹介させていただきます。

根伏せ：
植え替えの際に出た根っこを先端だけ土から出るように植えて、
樹を増やす手法
実生：
樹にできた種を撒いて、樹を増やす手法。
種を保管しておいて春に撒く方法と、秋に採取した種をすぐに撒く方法がある。

今回は、一昨年の秋に出来た実を春に撒いた実生の白紫檀になります。

写真を撮ってなかったので文字だらけになってしまいますが、
手順を紹介します。

春に撒く方法

①秋に出来た実から種を取り出す
↓
②湿らせたティッシュや布に包んで冷蔵庫に保管
↓
③春になったら土に植える
↓
④毎日水をあげる
↓
⑤暫くすると発芽する

乾いた状態で採れる種は乾いた状態で保管し、
湿った状態で採れる種（果肉に守られている）は湿った状態で保管するのが良いそうです。

白紫檀の場合は実ができる（果肉に守られている）ので、
湿らせた状態で保管しました。

ちなみに冷蔵庫に入れるという手順も非常に重要で、
冬の寒さを経験させないと春に芽が出てこないそうです。

保管するのがめんどくさいという方は、
秋に採った種を、そのまま秋に植えてしまってください。

毎日土の状態をチェック出来るのであれば、
秋に植えたほうが発芽率は高いそうです。

今回は、一昨年に出来た実から種を5個程植えてみましたが、
去年の春に芽を出してくれたのは1つだけでした。

そして、出てきた芽をそのまま1年育て、
ちょっと気が早いですが、今年の春に鉢に移しました。

恥ずかしながら、盆栽始めてまだ3年なので、
早く鉢に植えてある姿を見たいのです。。。

はやく樹の事も考えてあげられるようにならないとですね。。。

なお、植え替えの時に思い切って先端の芽を切り取り
上への成長を止めたところ
横から脇芽が出てきてくれて
いい感じの枝分かれができそうな感じです。

まだ、小さくて元気が乗っていない樹だったので、
先端の芽を切ることで枯れてしまうリスクがありましたが、
乗り越えてくれて感謝感謝です。

ありがとう白紫檀さん。